コロナ禍での日本のインターナショナルスクール受験事情。
ハワイで2018年、2019年と2度ほど親子留学をした長女は、現在、年長さんの年になりました。
日本の一般的な小学校の修学時期よりは半年ほど早いですが、娘はこの夏、日本にあるインターナショナルスクールの1年生になりました。
当ブログはハワイ留学のために立ち上げた場ではありますが、今回はコロナ禍で受けた日本のインターナショナルスクールの受験の様子などをご報告していこうと思います。
コロナ禍でのインターナショナルスクール受験事情
インターナショナルスクールの受験も新型コロナウィルス流行の影響をもろに受けました。
コロナ禍での受験について備忘的にご紹介していきます。
希望は4校
我が家の場合、娘が幼稚園でいう年中さんの年(当時5歳)だった去年の秋頃からインターナショナルスクール選びが始まり、その年の末に受験をしました。
インターナショナルスクール選びの際に候補にあがった学校は全部で4校ありました。新型コロナウィルス感染症対策として、例年通りの学校説明会などはなかなか行われませんでした。
学校説明会等の開催の有無は?
希望の4校についての説明会等の開催の有無についての内訳は、
・説明会が開かれて学校に訪問できたのが1校(郊外)
・オンラインでバーチャルツアーが開催された学校が1校(郊外)
・学校の説明会やバーチャルツアーすら行われなかった学校が2校(東京都内)
といったところでした。
思うように学校に訪問ができないのが非常に歯痒かったです。ハワイでのプリスクール選びの際にも色々なプリスクールを見学してみて思いましたが、資料を眺めているのと実際に学校に足を運んでみるのとでは全然違うんですよね。やっぱり、学校選びは行ってなんぼなんです。それぞれの学校の温度感というか、雰囲気がまったく違いますから。実際に行ってみて肌で感じてみることの重要さをつくづく感じました。
コロナ禍受験でのメリットも
通年のような学校見学が開催されなかった反面、このコロナ禍において逆にいいなと感じたこともありました。それは、バーチャルツアーの試みです。「この学校ってどんな感じ?」と、ちょっと気になるな〜くらいの学校でも、オンライン上での学校説明会に気軽に参加できたのがよかったところでした。
私なんかからするとインターナショナルスクールというとなんとなく敷居が高い感じがしてしまっていたので、コロナが落ち着いてからも、実際の説明会と併せてバーチャルツアーを開催してくれる学校も増えるといいなと思いました。
(私たちがバーチャルツアーを受けた学校では、「今日バーチャルツアーに参加してくれた人には特別に受験登録料の5000円を免除します!」と、ツアーの最後に驚きの値引きサービスの発表がありました。笑)
受験校が決定
結局娘は、学校説明会もバーチャルツアーもしていなかった東京都内の学校1校のみを受験することにしました。その学校にはもともと娘のいとこがすでに2人通っていたこともあり、学校の様子を聞くこともできました。コロナの前に学園祭に行ったこともありました。いとこたちが楽しく通えているようだったのがその学校を選んだ一番の理由ではありましたが、結果的に安全牌(ぱい)を選んだ形になりました。
コロナ禍での受験内容
娘が受験したインターナショナルスクールの受験内容については、
・テスト2科目(算数・英語)
・家族面接
がありました。コロナ禍のためすべてインターネット上で自宅にて行われたため、学校には一度も訪れることがないまま受験は終わりました。
このほかに、受験の準備段階として事前にプリスクールのレポートカード(成績表)やレコメンデーションフォーム(推薦状)をプリスクール側に用意してもらい、学校の受験用ポータルサイトに随時アップロードしました。
インターネット上でのテスト??どうやるの??と思いましたが、こんな感じでした。
MAPテスト2科目(算数・英語)
まず、自宅でテストを受けるために準備するものがありました。
・テストで本人が使用するためのデバイス(iPadやPCなど)1台
・本人がテストを受けている様子を俯瞰で映しておくためのデバイス(iPadやPCなど)1台
この2つが必要でした。
2台目の「俯瞰で映しておくためのデバイス」はSkypeで学校の受験担当者とつながっており、テストの進行を指示してくれたり、テスト中に親が手伝っていないかをチェックができるというわけです。すごい世の中ですね。テストは、MAPテストとよばれているものでした。
肝心のテスト内容はこのような感じでした。
・算数
算数の科目では、「JohnはTシャツを5枚もっていました。それを3枚友達にあげました。いまJohnは何枚のTシャツを持っていますか?」といった感じの文章が読み上げられ、答えの候補が3つぐらい挙げられているなかから正解を選ぶといったものでした。時間制限はありませんでした。
・英語
英語の科目では、例にあげられている単語と同じ韻を踏んでいる単語を選んだり、イラストと一箇所が空白になっている単語が描書かれていて、空白に入るアルファベットを候補の中から選ぶという問題などがありました。こちらも時間制限はありませんでした。
問題文を読めないとしても、問題文の読み上げをしてくれる機能もあったり、視覚的にもわかりやすいようにつくられていて、ゲーム感覚で娘は進めていました。
算数では正解率が90%(30問中27問正解)でした!英語の文章での問題だったので、娘にとっては難しいだろう・・・と思いながら横で見守っていたので、親の私たちの方が驚きました。
家族面接
家族面接も自宅にてオンライン上で行われました。テストの日とは別の日に、Skype上で校長先生との面接が行われました。娘は、自分の名前、年齢、プリスクールの先生の名前、プリスクールで好きな遊びなどを聞かれました。自宅ということもあり学校で行われるのに比べたらリラックスできる環境だったと思います。しかし、娘は緊張していてほとんどしゃべりませんでした。笑
親向けには、志望動機や娘のパーソナリティ、何か質問はないかなど聞かれました。応答は我が家の英語担当の夫にすべて丸投げして、私は笑顔担当に徹しました。笑
あとがき
このように、テストも面接もすべてがオンライン上で行われたコロナ禍でのインターナショナルスクール受験でした。どちらも自宅という慣れた場所で行われたため、娘だけでなく親の私たちにとっても負担が少なかったように思います。
アフターコロナということで、今年の受験も例年通りとはいかないかもしれません。アフターコロナでのインターナショナルスクール受験をお考えの方々にとって少しでもご参考になれば幸いです。