OYAKO de HAWAII

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親子でハワイ 〜プリスクール留学への道のり〜

トライアル登園12日目(月)。「Use your words.」〜ハワイプリスクール留学記〜

今日も早朝トライアル登園でした。朝食前に登園すればみんなが外遊びをしている時間なので、いきなりみんなが揃っている教室に入っていくよりも娘も多少溶け込みやすいようです。

 

明日から月の後半になる(今行っているプリスクールでは、半月の場合は学費が半額になる)ので、今日は入園のドキュメントの提出と、半月分の学費の支払いをしてきました。念のためと健康診断書のコピーを用意しておいてよかったです。支払いはカード払いでいいので現地口座も必要なくてとっても簡単!無事に入園手続きを済ませ、いよいよ明日からは母子分離の予定です!

 

このトライアル登園中に、娘にはよく遊ぶ気の合う友達が3人はできました。母子分離をしたら泣いてしまうとは思いますが、一応友達もできてクラスの雰囲気にも慣れてはいるはずなので、ここは娘にとって踏ん張りどころかなと思っています。私も毎日1時間園に滞在しているので、クラスのほとんどの子の名前を覚えました。娘が少しでも溶け込みやすいように、娘のそばに誰かが近寄ってくると、「あの子の名前は○○っていうんだよ」と教えてあげるようにしています。

 

さて。今日の園の朝食メニューは「パンケーキ、フルーツカクテル、牛乳」でした。出てきたのがこちら。

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はい。メニュー通りです!やればできるじゃん!笑

(でも、メニュー通りがなんだか逆に物足りなく感じてしまうのは私だけでしょうか。笑)

 

ちなみにですが、食事はいつもこのように大きな容器に入った状態でテーブルに置かれます。子ども達は自分の好きなだけ容器からお代わりができます。フルーツが嫌いな子はそもそも自分のお皿によそわなかったりと、かなり自由な感じです。その辺はさすが多様性を認めるお国柄だなと。逆に、たくさんよそっておいて残しまくる子とかも結構います。でも、それに関しては叱られている場面を見たことがないです。「残さず食べよう」みたいな感覚はないようです。それよりも、娘の3歳児クラスでは、食事のサーブを通して「それ取って」とか、「もっと欲しい」など、自分の気持ちをちゃんと言葉にすることの方に指導の重きが置かれているようです。「Use your words!」なんて言葉を先生がよく言っています。

 

最近娘は、「英語話せないんだもん」とか「英語わからないから」と言うようになったんです。ちょっとこれは私にとってはかなりショッキングでして。日本のインターナショナルプリスクールに通っている時にはそんなことは一切言ったことがなかったんです。そもそも「英語」っていう言葉をいつの間に知った?!って話で。(きっとハワイの公園でいろんな子と遊んでいるうちに「英語が話せない」というワードをインプットしたのだと推測しています。)

 

ハワイに来て思うのは、もう少し娘の英語力が上がっている状態で来た方が本人にとってはよかったのかなという気がしています。当たり前と言えば当たり前の話ですが。逆に、娘の英語が少しでも上達すればという気持ちもあってハワイに来た部分もあったのですが、やはり3歳にもなるとクラスの子ども達もおしゃべりが上手になっているタイミングなので、その中で自分の気持ちを言い表せない状況はかなりしんどいように思うんです。そして、自分も日本語がかなり上手に話せるようになっている頃なので、日本語の軸が出来上がってしまっている分、「日本語」と「それ以外の言語」の分け隔てが確立してしまっている。本当に英語のベースが何もない状態でのプリスクール留学(入れてしまえばなんとかなるだろう的な)は、日本語のベースが確立しきっていない、かつクラスメイトもまだろくにおしゃべりができない2歳台頃までがいいのかなと、ここ数日園内の子ども達の様子をみていて個人的に感じました。確かに子どもは「スポンジ」ではあると思うのですが、そこにしんどさが加わってしまうというか。

 

先日プリスクールの砂場で娘が遊んでいた時、自分の理想の遊び方とは違う遊び方をしてくる子供がいたんです。(具体的に言うと、娘が友達と二人で砂の料理ごっこをしていた時、すでにできあがった料理のお皿にさらに砂をそそぎに別の子がやってきたという場面。)

娘は、自分なりに知っているワードを振り絞って、「No, thank you! No, thank you!」と言って別の子を追い返していました。そうそう!それでいいんだよ!と内心娘をほめました。言われた方の子は、娘の発音もあまりよくはないので、「ん?」って感じでとりあえず立ち去って行きましたが、私からすれば、クラスメイトに物怖じせず英語で伝えられただけでも本当に立派です!

 

この先、プリスクール留学中に何かいやなことがあったり困ったことがあったときは、「英語がわからないから」と手を出したりするのではなく、先ほどのように知っている言葉で何かを伝えようとすればいいし、言うべき言葉がわからずに手が出るくらいだったら、日本語で「やめて!」とかそのときの気持ちを言えればそれでいいと思っています。あっているかあっていないかじゃなく、まずは相手に何かしらの意思や感情が伝わればいいわけで。この留学を通して、娘なりの表現で「Use your own words」ができるように私は微力ながらサポートしていきたいなと思っています。